担当:R





どうも、編集長です。
はい、お疲れ様。あなたの夜更かし仲間、編集長です。 水曜の深夜、いかがお過ごし? 私はね、さっきまで1本の作品と格闘してた。いや、格闘っていうか…あまりの「リアル」さに、ただただ呑み込まれてた、って言った方が正しいかもしれないわね。
編集者として、毎日毎日、本当にたくさんの作品に目を通すの。 ド派手なタイトル、奇抜な企画、人気女優の共演…。そういう分かりやすいフックも、もちろん大事。でもね、本当に心に残る作品っていうのは、もっと静かで、もっとミニマルな顔をして、私たちの前に現れることがある。
今夜、私が出会ったのは、まさにそんな一本。 タイトルは、たったの4文字。
『担当:R』
…どう?そそられるでしょ? この、多くを語らない、業務連絡のようなタイトル。 でも、この作品を観終わった今ならわかる。これ以上ないほど、この作品の本質を的確に表したタイトルだってことが。
これは、出張マッサージを頼んだ主人公(つまり、私たち視聴者)の元に、一人の女性セラピスト「Rさん」がやってくるところから始まる、POV形式のドキュメンタリー。
まずね、このRさんが、もう完璧なのよ。 おっとりとした喋り方、柔らかな物腰、清潔感のある佇まい…。 まさに「癒し系」という言葉を具現化したような女性。 部屋に入ってきて、手際よくマッサージの準備をする姿は、紛れもなくプロのそれ。 この時点では、エロスの欠片も感じさせない。むしろ、あまりのプロフェッショナルさに、こっちが少し緊張しちゃうくらい。
そして、施術が始まる。 アロマオイルの香りが、部屋にふわりと満たされる。 Rさんの、しなやかで、でも確かな圧を持った指が、凝り固まった背中をゆっくりと解きほぐしていく…。 この序盤のマッサージシーン、マジで気持ちよさそうすぎて、普通に寝そうになるから注意して(笑)
でもね、この作品の本当の恐ろしさは、ここからなの。 これは、ただのマッサージビデオじゃない。 これは、プロフェッショナルな「担当者」であるRさんが、一人の「オンナ」へと堕ちていくまでを、克明に記録した、むき出しのドキュメントなのよ。
その変化の兆候は、まず「音」で訪れる。 最初は、落ち着いた、規則正しい呼吸をしていた彼女。 でも、オイルを塗り込んだ背中に、彼女の豊かな乳房が「むにゅっ」と触れた瞬間。 その密着した感触に、彼女の呼吸が、ほんの少しだけ、乱れる。
「…ふぅ…っ」
息を整えようとするんだけど、隠しきれない熱い吐息が、マイクを通してこっちの耳にダイレクトに届く。 この瞬間、ぞわっと鳥肌が立ったわ。 ああ、始まった、と。境界線が、今、溶け始めたんだ、と。
カメラは、徹底して主人公目線。 だから、私たちはRさんの表情の変化を、すぐには確認できない。 確認できるのは、自分の背中を滑る彼女の手つきの変化だけ。 最初は的確にツボを押していたはずの手が、だんだんと、セラピーとは違う、もっと官能的な動きに変わっていく。 ゆっくりと、円を描くように。肌を撫で上げるように。 その指先の微かな震えが、彼女の心の中の葛藤を物語っているようで、たまらなく興奮する。
そして、ついにその時は訪れる。 うつ伏せの身体を仰向けにさせられ、今度はお腹周りのマッサージ。 もう、この時点で、お互いわかってる。 これは、もう「施術」じゃないって。 でも、二人とも、それを口に出せない。 気まずい沈黙と、オイルの滑る音、そして、どんどん荒くなっていく彼女の吐息だけが、部屋に響く。
「…あの…」
彼女が、何かを言おうとして、やめる。 その躊躇いが、最後の理性の砦だったんでしょうね。 主人公が、そっと彼女の手に触れた瞬間、その砦は、音を立てて崩れ落ちる。
そこからの展開は、もう「濃密」という言葉しか見つからない。 今まで抑圧されていたものが、堰を切ったように溢れ出す。 プロの仮面を脱ぎ捨てたRさんは、もうただの、一人の発情したメス。
彼女の濡れた指が、自分のオイルまみれの身体と、主人公の固く勃起した肉棒とを、何度も何度も往復させる。 その指の動きが、エロいとか、そういうレベルじゃないの。 「どうしたらいいかわからない」っていう戸惑いと、「でも、もう止められない」っていう衝動が入り混じった、あまりにも生々しい動き。
そして、ついに二人の身体が結合する瞬間。 彼女が漏らす「ぁあっ…♡」っていう、驚きと快感が入り混じったような喘ぎ声。 これは、絶対に台本じゃ書けない声よ。 素人である彼女が、初めての相手と結ばれた瞬間に漏らした、魂の叫び。
性交が始まってからも、そのリアルさは加速していく。 ぎこちない腰の動き。 どうすればもっと気持ち良くなるのか、手探りで相手を求め合う姿。 そして、快感の波が押し寄せるたびに、ビクンビクンと全身を痙攣させ、甲高い声を上げる。 「だめっ…そんなとこ、だめぇっ…!」 口では拒否しながらも、彼女の腰は、もっと深い結合を求めて、無意識に揺れている。 この矛盾こそが、最高にエロティックなのよ…。
観ている私たちは、もはや一人の登場人物。 この、二人だけの、秘密の共犯者。 彼女が堕ちていく様を、特等席で見せられているかのような、圧倒的な背徳感と没入感。
観終わった後、心に残るのは、不思議な満足感と、ほんの少しの切なさ。 「担当:R」という、記号でしかなかった彼女が、一人の生身の女性として、私たちの記憶に強烈に刻み付けられる。 もう二度と、「Rさん」に会うことはできないのかもしれない。 でも、この一夜の記憶は、絶対に忘れることはないでしょうね。
これは、派手さはないかもしれない。 でも、人の心の奥底にある、最も原始的で、最も正直な欲望を、丁寧に、丹念に描き出した、紛れもない傑作よ。 「リアル」を求めるすべての好事家に、編集長として、心から推薦します。 今夜は、眠れそうにないわね。
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